由伸の好投“台無し”「酷い投球だった」 被弾のド軍左腕猛省「イライラする」

快勝ムードが一転…8回にスコットが痛恨の被弾
【MLB】ドジャース 5ー4 Dバックス(日本時間1日・ロサンゼルス)
ドジャースは31日(日本時間9月1日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦に5-4でサヨナラ勝ちを収めた。先発の山本は7回1失点を披露して快勝ムードだった球場の雰囲気は、8回に様変わり。2番手スコットが同点3ランを浴びて試合を振り出しに戻された。試合後に取材に応じた左腕は、「速球を信じたが、ど真ん中に行ってしまった」と痛恨の1球を悔やんだ。
7回に山本がイニングを締めると、場内のファンはスタンディングオベーション。しかし、連敗ストップへあと4アウトというところで壁が立ちはだかった。
今季前半戦、大事な場面での救援失敗が続いていた左腕は、22日(同23日)に左肘の炎症から復帰。その後2試合ではいずれも3者凡退に抑える好投を見せていたが、山本が好投した試合で、またも不安が露呈した。
2死はテンポよく奪ったものの、上位打線のぺルドモ、マルテに連打を許し、キャロルには左中間への同点3ランを被弾。山本の12勝目の権利が消滅した。9回にスミスのサヨナラ弾でなんとか勝利したものの、救援失敗の左腕には本拠地のファンから大ブーイングが浴びせられた。
今季9本目の被弾になったことについて左腕は、「本当にイライラするよ。打球がスタンドに入るのは絶対に見たくないし、特にあの場面ではなおさらね。本当にイライラするよ。修正するだけだよ。ストライクを投げすぎている。必ずしもそれは最善の選択ではない」と下を向いた。
スコットは5月21日(同22日)の本拠地ダイヤモンドバックス戦、7月13日(同14日)の敵地ジャイアンツ戦でも救援に失敗し、山本の勝ち投手の権利が消滅していた。この日許した3本の安打はいずれもフォーシームで、「酷い投球だった」と猛省した。
(Full-Count編集部)