変幻自在…山本由伸の魔球は「邪悪」 ド軍指揮官も称えた“配球の妙”「明らかに良かった」

山本は7回4安打1失点、自己最多タイ10奪三振
【MLB】ドジャース 5ー4 Dバックス(日本時間1日・ロサンゼルス)
ドジャースの山本由伸投手は8月31日(日本時間9月1日)、本拠地・ダイヤモンドバックス戦で7回4安打1失点と好投。無四球で自己最多タイ10三振を奪う力投を見せた。決め球のスプリットに注目が集まっている。
スプリットを自在に操った。5回1死でラウラーから奪った空振り三振ではボールゾーンへスッと落とし、6回1死のマルテの見逃し三振でツーシームのように曲がりながらストライクゾーンへ。リーグ屈指の強打者のお手上げの様子だ。
この日の10奪三振のうち、変幻自在のスプリットで6つの三振を奪った。「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は「ヤマモトの邪悪な92マイル(約148.1キロ)のスプリット」などと山本のスプリットを3度も投稿。ストンと落とすスプリットにはファンから「これはヤバい」「このスプリットはただ落ちるだけでなく消えるのだ」。曲がって落ちるスプリットには「ツーシームのように見える」「シンカーぽくも見えるけどスプリットだったのかよ……!!」などとコメントされた。
2番手スコットが3点差を同点とされたため、12勝目はならなかった。それでも、ロバーツ監督は「スプリットを意識させるためには、低めに速球を投げられないといけない。そうなると(相手打者は)タフに感じる。(加えて山本には)高めに速球、カーブがある。今日は明らかにスプリットの感触が良かった」と山本の魔球に目を細めていた。