大谷登板回避に報道陣は騒然 スタメン発表前に予兆?…グラウンドにいた中継ぎ右腕

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

パイレーツ戦で先発予定だったが…急きょ回避

【MLB】パイレーツ ー ドジャース(日本時間4日・ピッツバーグ)

 ドジャースの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、敵地パイレーツ戦で予定されていた先発登板を回避。前日から体調不良を訴えていたようで、打者のみでの出場となる。現地時間15時にスタメンが発表されると、「先発・シーハン」に報道陣はざわついた。

 スタメン発表の1時間前、ふと気になったシーンがあった。記者席からグラウンドを見ていると、無人のグラウンドにはキム・ヘソン内野手がクリス・ウッドワードコーチと一塁ベンチ前でゴロ捕球の練習を行うために登場。そして、続いて出てきたのは、その後に急きょ先発登板することが発表されるシーハンだった。

 シーハンはイヤホンを付け、シートの敷かれたマウンドでシャドーピッチングを行っていた。

 8月25日(同26日)のレッズ戦では7回無失点の好投を披露。ローテーション通りなら9月2日(同3日)に先発する形だったが、カーショーと大谷の登板間隔を維持するために先発を飛ばす形にして、リリーフ待機となっていた。中継ぎ待機であれば、チームの練習時間にグラウンドでまとまってキャッチボールを行うだけに、早い時間から1人グラウンドに現れた右腕に、多少の違和感があった。

 その1時間後にスタメンが発表され、大谷は「1番・DH」と記されていた。怪我も心配されたが、ロッカーで歩く姿に異変は感じなかった。ロバーツ監督はその後会見で、「昨日から体調不良だった」と発表。打撃だけなら問題ないと説明した。勝負の9月、大谷が欠場となればチームにとっては痛いが、“強行出場”で体調が悪化しないことを祈りたい。

(上野明洸 / Akihiro Ueno)

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