物議を呼んだド軍右腕の行動 敵軍実況席から突然の指摘…生じた思わぬ“誤解”

パイレーツ戦に先発したドジャースのエメ・シーハン【写真:ロイター】
パイレーツ戦に先発したドジャースのエメ・シーハン【写真:ロイター】

シーハンが“間違えて”記念球を再使用

【MLB】パイレーツ 3ー0 ドジャース(日本時間4日・ピッツバーグ)

 試合中のハプニングに“謝罪”の姿勢を見せた。ドジャースのエメ・シーハン投手が3日(日本時間4日)、敵地でのパイレーツ戦に先発登板し、5回途中84球で5安打2失点。今季3敗目を喫した。2回には思わぬ“事件”にも見舞われた。

 パイレーツの9番、キャム・デべイニー内野手が2回に左安打を放った。ブルワーズでドラフト15巡目指名を受けた28歳のオールドルーキーは、これがメジャー初安打。ただ、シーハンは事態を把握しておらず、記念のボールを手元に残してそのまま使ってしまった。

 地元放送局「スポーツネット・ピッツバーグ」では実況のグレッグ・ブラウン氏が「シーハンが新しいボールを受け取りました……。そして交換しました」と話すと、解説のボブ・ウォーク氏は「私は、彼がヒットになった球を投げ返したかとも思いましたが。カップを使ったテーブルマジックのようですよね」と反応した。

 その後、3度のリプレー映像を確認するとブラウン氏は「彼は初ヒットの球を手元に残して、新たに渡されたボールを(MLBの認証マークを受けるためにグラウンド外に)投げました」と説明。まさかの展開が待っていた。

 ドジャース放送局「Sportsnet LA」のレポーター、キルステン・ワトソンの公式X(旧ツイッター)では「シーハンは(初ヒットの記念球を使用したのは)故意ではなく、その球が必要とされていたことに気付かなかったと言い、誤解についてデべイニーに個人的に謝罪すると伝えてくれました」と言及。祝福されるべきヒットが“予想外”の事態となってしまった。

【実際の様子】受け取ったのに“チョイス”せず…? ド軍右腕が予想外の勘違い

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