大不振ドジャースは「わずか90勝ペース」 新記録更新は幻…LAメディアの“愚痴”止まず

ドジャース・大谷翔平【写真:イワモトアキト】
ドジャース・大谷翔平【写真:イワモトアキト】

6日からオリオールズ3連戦に臨む

【MLB】パイレーツ 5ー3 ドジャース(日本時間5日・ピッツバーグ)

 ドジャースは4日(日本時間5日)、敵地でのパイレーツ戦に3-5で敗れ、スイープ負けを喫した。地区優勝マジックも消滅。LAメディアの嘆きも止まらない。

 前日に完封負けを喫したチームは、この日も怪物右腕のポール・スキーンズ投手の前にゼロ更新。6回まで2安打無得点に抑え込まれた。2試合連続のシャットアウトもよぎる中、ムーキー・ベッツ内野手の15号ソロでようやく反撃。その後、2点差まで迫ったものの、あと1本が出なかった。

 スイープ負けが決まると、LA記者団は落胆の色を隠せなかった。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のジャック・ハリス記者は「直近6試合で5敗。順位争いで余裕を作るチャンスを逃した。チームは現在、わずか90勝ペースだ」とし、開幕当初はシーズン120勝もあると目されたチームの“失速”ぶりを指摘した。

 地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のビル・プランケットは「もし、ドジャースが地区優勝争いをしている局面で、ベン・ロートベッドが重要な打席に立つと予想していたなら、あなたは魔法使いだ」と皮肉を込めた。この日、ダルトン・ラッシング捕手が8回の守備から交代。代わってベン・ロートベット捕手が出場したが、9回の最後の打者になった。ラッシングを代えたことに関しては、ファンからも疑問の声が上がっていた。

 地元メディア「ドジャース・ネーション」のダグ・マッケイン氏も「これで、直近17シリーズで5回目のスイープとなる。7月に入ってからの成績は25勝30敗だ」と後半戦の不振を指摘した。一方で地区優勝を争うパドレスも“お付き合い”していることから「パドレスもひどい戦いぶりで負けが込んでいるため、ドジャースにとってはラッキー状況だ」とした。

 ドジャースは5日(同6日)からア・リーグ東地区最下位のオリオールズ3連戦、その後は本拠地でナ・リーグ西地区最下位のロッキーズ3連戦に臨む。パイレーツに続き今季低迷している相手に、これ以上の取りこぼしは許されない。

(Full-Count編集部)

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