ハヤテ・田中健二朗、引退会見で連続サプライズに感無量 兄貴分と慕う2人に大感激

ビデオメッセージでは阪神・早川、DeNA・伊藤&石田健らが登場
ウエスタン・リーグのくふうハヤテに所属する田中健二朗投手が5日、静岡県のちゅ〜るスタジアム清水で引退会見を行った。DeNA(横浜時代含む)で16年間プレーし、ハヤテで2年間在籍したがNPB復帰はならなかった。会見にはDeNA時代に兄貴分として慕った石川雄洋氏、梶谷隆幸氏がサプライズで登場すると、感極まった様子をみせた。
「今シーズン始まる時に今年NPBに復帰できなければ引退しようと決めて臨みました。全力で1試合1試合戦ってきたのですが、6月末の試合で大量失点を喫して、そこで引退の2文字が頭をよぎりました。そして7月31日の移籍の期限を迎え。心の整理がつき、球団に引退の報告をさせていただきました」
約20分の会見の終盤、DeNA時代の同僚、石川氏が登場。「素直で人懐っこくて、やっぱみんなから好かれるっていうところがある。僕も泣くとかいうタイプじゃないですけど、ちょっと泣きそうなんですけど」と挨拶すると、田中も「いい兄貴的な存在で、すごく心強いので。今日来ていただいて嬉しいです。ありがとうございます」と笑顔をみせた。
さらに石川氏の紹介で梶谷氏も登場。田中は「カジさん、仕事があると言っていたので……」と驚いた様子。その仕事が、この日のサプライズだったことを知ると涙をこらえるような表情をみせた。
梶谷氏は「よく食事も行きましたし、飲みにも行きましたし、(一緒に過ごしたのは)断トツで健二朗が長いんじゃないかなと。普段からまあよく横にいたなという感じですね」と思い出話を披露した。
2人の登場の前にはハヤテから昨秋のドラフトで阪神入りした早川太貴投手、DeNA時代にグラウンド内外で親交が深かった伊藤光捕手、石田健大投手、入団時のコーチで恩師でもあるDeNAの木塚敦志スカウトからもビデオメッセージが届いていた。
大好きな先輩に挟まれた田中は「本当にプライベートでも楽しく過ごさせていただいたので、本当に感謝してます」と感無量だった。
(Full-Count編集部)