故意疑惑で物議も…若手救ったカーショーの“粋な計らい” 失態帳消しの行動に敵地も笑顔

ドジャースのクレイトン・カーショー【写真:ロイター】
ドジャースのクレイトン・カーショー【写真:ロイター】

シーハンはデベイニーのメジャー初安打を知らず記念球を戻さず…

 ドジャースのエメ・シーハン投手が犯した“失態”が思わぬ展開を迎えた。3日(日本時間4日)のパイレーツ戦で、対戦したキャム・デべイニー内野手が2回に左安打を放った。これがメジャー初安打だったが、知らなかった右腕は記念のボールを戻さず、手元に残してそのまま使ってしまったのだ。地元放送局「スポーツネット・ピッツバーグ」が“その後”を伝えた。

 同局のレポーターを務めるハナ・メアーズさんが「シーハンはMLB初安打をマークした(デべイニーの)ボールと(新球を)ベンチに間違えて返してしまいましたが、過ちを犯したお詫びにクレイトン・カーショーのサインボールをプレゼントしたようです。シーハンによると、意図的ではなく、試合に集中していたからのようです。(違うボールを投げ返したのは)もう片方のボールの方が感触がよかったからとのことです。(シーハンは)キャメル(・デべイニー)が許してくれることを願っているようです」と伝えた。

 さらに実況のグレッグ・ブラウン氏に「あなただったら初ヒットのボール、カーショーのサインボール、どちらが欲しいでしょうか? (カーショーのサインボールは)お詫びの品として値しますか?」と投げかけた。

 ブラウン氏は「ハハハ、分かりません。いい質問ですね。私たちは、ハナさんの意見に従いますよ!」と回答。解説で通算105勝のボブ・ウォーク氏は「私が(デべイニーの立場だったら)カーショーのサインボールを選びますよ! そしてボールバッグからボールを取り出して土をつけて、『これが初ヒットのボールだ!』と言いますよ! 野球ボールは野球ボールです!」と話し爆笑を呼んでいた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY