大谷翔平の“心意気”、監督が称賛「本当に尊敬している」 日程変更も動じぬ対応力

グラスノーの登板回避で大谷が12度目の先発登板へ
【MLB】オリオールズ ー ドジャース(日本時間6日・ボルティモア)
ドジャース・大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地でのオリオールズ戦に「1番・投手兼指名打者」で出場する。当初はタイラー・グラスノー投手の先発が予定されていたが背中の張りで登板を回避。試合前、デーブ・ロバーツ監督は「彼は我々(チーム)を助けたいと思っていて、私はその点で彼のことを本当に尊敬している」と代役を引き受けた大谷に感謝した。
当初、ロバーツ監督は大谷の次回先発は8日(同9日)の本拠地・ロッキーズ戦と明言していた。しかしグラスノーのアクシデントにより予定が変わり、調整に狂いが生じた。「ほとんどの選手と同様、彼は学んでいるところだと思うけど、アジャストする力を備えている。ルーティンは重要だが、状況を読み対応し、アジャストすることだったりとか。彼は我々(チーム)を助けたいと思っていて、私はその点で彼のことを本当に尊敬している」と大谷の“適応力”に信頼を寄せた。
続けて「先発投手としてルーティンがあるわけで、数日後に登板する予定だったものの、そこから方向を変えてまで登板するのだから、(大谷が)チームのことをどう思っているかを大いに物語っている。だから、選手たちもそれに応えてくれると期待している」と緊急登板が3連敗中のチームに与える影響にも言及した。
大谷に先発を告げたのは試合開始約5時間前。「おそらく午後2時か、2時半くらいだったか。その時マーク・プライアー(投手コーチ)と彼は話をした」と12度目の先発は急遽決まった。「ショウヘイは(今日代わりに先発登板することに)乗り気だった。彼(大谷)はフィジカル的にも良好で、今夜登板したいと思っている。彼(大谷)は体調はいいと言っていた」と大谷が前向きにこの日の登板を捉えていることも明かした。
大谷は投手として、ここまで11試合に登板して1勝1敗、防御率4.18。8月27日(同28日)の本拠地・レッズ戦で、5回9奪三振1失点の好投で749日ぶりに白星をあげた。急遽登板が決まったオリオールズ戦で2試合続けて白星となるか、大谷の投球に注目が集まる。
(Full-Count編集部)