フリーマンが気付いていた大谷翔平の“異変” 負の連鎖重なるも…紡いだ労いの言葉

フリーマンは6回に19号
【MLB】オリオールズ 2ー1 ドジャース(日本時間6日・ボルティモア)
バックから偉才の投球を見届けた。ドジャース・大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地で行われたオリオールズ戦に急きょ先発登板し、3回2/3を3安打無失点。最速は101.5マイル(約163.3キロ)だった。フレディ・フリーマン内野手は「彼はユニコーンだ。素晴らしい投球だった」と感動を惜しまなかった。
大谷は3日(同4日)の敵地パイレーツ戦で先発登板が予定されていたが、体調不良を訴えたことにより回避。7日(同8日)に延期とされていたが、この日先発予定のタイラー・グラスノー投手が腰の張りを訴えたため、急きょ前倒しでの登板となった。
スピードは出ていたものの、前回登板で9三振を奪ったほどの変化球のキレはなく、各打者に球数が嵩む場面が多かった。大谷の額からは初回から汗が滲んでおり、環境面でも苦労していたのは一目瞭然だった。
「3番・一塁」で先発し、6回に今季19号ソロを放ったフリーマンの目から見ても「彼は1~2回投げ終えて疲れ切っていた。蒸し暑さもあったし、彼はまだ体調が万全ではなかった」と“異変”は見て取れた。それでも「持てる力を振り絞ってくれた。ふっふっふ(苦笑い)彼の活躍はアメージングだ。100~101マイルの球を投げたりね」と脱帽せざるを得なかったようだ。
「毎年、(大谷の)こういう活躍を見ていくんだよ。彼はユニコーンだ。素晴らしい投球だった」。チームは4連敗の苦境が続く中でも、フリーマンの目には“投手・大谷”が強烈に印象に残った。メジャーの舞台で二刀流をこなせる極めて異質な存在を、同僚として一番近いところでこの先も見られる特別さを強調した。
(Full-Count編集部)