ド軍の“緊急事態”に待望論 急浮上した35歳の功労者に「手放すべきじゃなかった」

ドジャース在籍時のオースティン・バーンズ【写真:アフロ】
ドジャース在籍時のオースティン・バーンズ【写真:アフロ】

5月にドジャースを退団したベテラン捕手は所属先未定

 捕手不足という緊急事態に、にわかに復帰待望論が浮上している。ドジャースは6日(日本時間7日)、ダルトン・ラッシング捕手を負傷者リスト(IL)入りさせたと発表。ウィル・スミス捕手も右手の負傷で数試合は守備に就くのが難しい状況で、ファンからはシーズン前半にベテラン捕手を放出したことを悔やむ声が噴出した。

 待望論が出ているのは、5月にドジャースを退団した35歳のオースティン・バーンズ捕手。2015年にドジャースでメジャーデビューし、フレーミング技術などを持ち味に高い守備力でクレイトン・カーショー投手の専属捕手として長くチームを牽引。2度の世界一に貢献した功労者だった。

 今季はカブスとの開幕シリーズでも来日するなど、ドジャースで13試合に出場して打率.214、0本塁打、2打点だった。だが、若手のラッシングを起用するため、5月中旬にドジャースからDFAに。6月末にジャイアンツとマイナー契約。しかし、8月初めに退団が決まり、現在は所属先が未定のままだ。

 だが、ドジャースではスミスが3日(同4日)の試合で守備の際にファウルが右手に当たって交代。ラッシングは5日(同6日)の試合で右膝下付近に自打球を受けて途中交代となり、そのまま負傷者リスト(IL)入り。捕手事情が一気に苦しくなった。

 地元メディア「ドジャース・ネーション」は6日(同7日)、X(旧ツイッター)に「ドジャースはナンバー1とナンバー2の捕手を欠いている。今週末起用できるのは、ベン・ロートベットとチャッキー・ロビンソンだけだ……」と投稿。「ドジャースは連絡を入れる時が来た:オースティン・バーンズ、私たちは君が必要だ」と待望論を投げかけた。

 この状況にファンからは「バーンズがシーズンだけでも戻ってくれば心強いね喜ぶチームメートも多いと思う」「バーンズをすぐに呼ぼう」と同調する声も。一方で、ポストシーズンの出場資格である「8月31日時点で40人枠に入っているか60日間のILに入っている」という期限を既に過ぎているため「彼と契約してもポストシーズンに出場できない」「絶対にバーンズを手放すべきじゃなかった」「プレーオフに響いてくるだろう」「ドジャースにとっては厳しい状況だ」と嘆きの声も目立っている。

(Full-Count編集部)

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