大谷翔平、再び戻ってきた“定位置” シュワーバーも及ばず…譲らない3年連続最強の座

7回の第4打席で二塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
7回の第4打席で二塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

OPSメジャートップはジャッジの1.099

【MLB】ドジャース 3ー1 ロッキーズ(日本時間9日・ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、本拠地でのロッキーズ戦に「1番・指名打者」で出場し、7回の第4打席で114.3マイル(約184キロ)の弾丸二塁打を放つなど、3打数1安打1四球1得点の活躍で勝利に貢献した。この試合を終えてOPSはリーグ唯一の大台を突破。“定位置”を維持している。

 大谷は今季6月に二刀流が復活したが、バットは相変わらず好調。球界最高打者の“勲章”ともいえる「OPS1.000」以上を維持してきた。しかし7月は9本塁打こそ放ったものの、打率.204、OPS.826と不振。7月6日(同7日)にOPS1.00を下回り、同月28日(同29日)に再び上回ったものの、翌日にはまた切る形となった。

 8月は再び打率.304、7本塁打、OPS1.020と持ち返し、再び大台に乗せたものの月末に下回り、9月6日(同7日)のオリオールズ戦では.984だった。ところが翌7日(同8日)の同カードで菅野智之投手から2打席連発となる47、48号を放ち、3つの四球を選んで11試合ぶりにOPS1.000の“壁”を突破。そしてこの日の二塁打と四球でOPS1.002としている。

 8日(同9日)時点でOPS1.000以上を記録しているのは、大谷とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(1.099)の2人だけ。球界最多53本塁打を誇るマリナーズのカル・ローリー捕手が.927、本塁打王争いのライバル、フィリーズのカイル・シュワーバー外野手も.942とあり、改めて大谷とジャッジが際立つ。大谷はエンゼルス時代に1.066でリーグトップ、ナ・リーグに移籍した昨季も1.036で1位だった。今季も大台に乗った上での“最強打者”となるか注目したい。

(Full-Count編集部)

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