大谷超え1185億円獲得も…絶望的な優勝 金満軍団を襲った“悪夢”が「マジでイライラ」

メッツのフアン・ソト【写真:ロイター】
メッツのフアン・ソト【写真:ロイター】

前半戦は首位に0.5G差…後半戦は勝率.429と失速

 浮上のきっかけが見えない。メッツは11日(日本時間12日)、敵地でのフィリーズ戦に4-6で敗れ、4戦4敗のスイープ負け。直近では6連敗となり、ワイルドカード枠もうかうかしていられない状況だ。転落続く“銀河系軍団”に「本当に恥ずかしい」「このチームを見るのはマジでイライラする」とNYファンも落胆している。

 メッツはシリーズ前の時点で6ゲーム差をつけられており、逆転でのナ・リーグ東地区制覇には最低でも勝ち越しが求められた。しかし、第1戦を0-1で落とすと、第2・3戦は3-9、3-11と大量失点を喫した。この日は初回に4得点と上々の立ち上がりを見せたが、徐々に反撃を許し、6回にはハリソン・ベイダー外野手の勝ち越し打などで3点を失った。打線も初回以降はゼロを並べ、そのまま敗れている。

 6日(同7日)のレッズ戦からこれで6連敗。フィリーズとの差が10ゲームに広がっただけでなく、気づけばワイルドカード4位のレッズとジャイアンツに1.5差、ダイヤモンドバックスにも3差とかなり迫られる事態になった。

 球界屈指の資産家であるスティーブ・コーエン氏がオーナーに就任して以降、メッツは超大型補強を展開。昨オフは大谷翔平投手を上回る歴代最高額の15年総額7億6500万ドル(約1134億円)で天才フアン・ソト外野手を迎え入れた。前半戦は55勝42敗でフィリーズに0.5ゲーム差で折り返したものの、後半戦は勝率.429と大失速。開幕前のチーム総年俸3億3700万ドル(約496億円)は30球団中2位だったものの、投資がなかなか勝敗に直結しないシーズンとなった。

 シーズン終盤の失速にNYファンもため息が止まらない。「メッツは終わった」「お金かけても意味がない」「まさかプレーオフすら行けないなんてことはないよな……」「ワイルドカードにも相応しくない」「本当にひどすぎる」「監督をクビに」「監督もフロントもオーナーも選手もダメだ」などと失意の声が広がっている。果たしてメッツはここから立ち上がれるだろうか。

(Full-Count編集部)

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