巨人・坂本勇人が代打逆転サヨナラ打 両軍21得点の乱打戦…9回に劇的勝利

巨人一筋19年目、代打の一振りで決める
■巨人 11ー10 阪神(13日・東京ドーム)
巨人の坂本勇人内野手が13日、東京ドームでの阪神戦で最終回に代打で登場。1死二、三塁の場面で劇的なサヨナラ打を放った。阪神との壮絶な乱打戦を11-10で制し、貯金1とした。
フルカウントからドリスが投じた151キロのツーシームを振りぬいた。打球は前身守備を敷いていた遊撃の熊谷を強襲。そのまま左前に抜け、走者2人が生還。劇的なサヨナラとなった。東京ドームには「坂本」コールが巻き起こった。
中盤までは敗色濃厚な展開だった。先発の横川は4回まで3失点にまとめ、5回からはケラー投手が登板。1死から3者連続四球で満塁のピンチを招くと、坂本に適時打を浴びて2点差。さらに熊谷に押し出し四球を出して降板した。
3番手の高梨は、原口の内野安打で同点とされると、2死から中野に走者一掃の三塁打。さらに森下にも適時打を浴び、阪神に打者一巡の猛攻を許した。6-10とリードを広げられた。
打線は7回に岡本やリチャードの適時打で1点差に迫った。9-10で迎えた最終回、阪神の7番手ドリスから先頭の中山が四球で出塁。リチャードが二塁への内野安打で続くと、浦田が犠打を決めて1死二、三塁に。最高の場面を託された19年目のベテランが結果を出した。