実は達していた“大谷翔平級”の領域 ヤ軍27歳がいつのまに…95年間で3人目の偉業

ヤンキース移籍後162試合で達成、新星チザムが見せた偉業
【MLB】ヤンキース 5ー3 Rソックス(日本時間14日・ボストン)
ヤンキースの“個性派”が実力を見せつけた。ジャズ・チザムJr.内野手が13日(日本時間14日)のレッドソックス戦で29号ソロを放ち、ヤンキース移籍後162試合で「40本塁打&40盗塁」を達成。“大台”到達に米メディアは、ドジャースの大谷翔平投手ら2選手しか成し遂げていない記録が生まれたと報じた。
昨年7月末にマーリンズからヤンキースへトレード移籍したチザムJr.は、重量打線のヤンキースで存在感を発揮。昨年は移籍後46試合で11本塁打18盗塁を記録し、今季はここまで116試合出場で102安打29本塁打75打点30盗塁をマークしている。
今季29号が飛び出したことで、チザムJr.はヤンキース加入後162試合出場で40本塁打48盗塁を記録。米スポーツ局「ESPN」のバスター・オルニー記者は、米データ会社「エライアス・スポーツビューロー」の情報を引用し、ある偉大な記録に関連していることを紹介した。
オルニー記者によると「1930年以来、40本塁打と40盗塁以上を、所属した1球団での最初の162試合出場以内で達成したのは、(今回のチザムの他には)ショウヘイ・オオタニとアルフォンソ・ソリアーノだけだ」としている。大谷はドジャース移籍1年目の昨季、メジャー史上初の「50-50」となる54本塁打59盗塁を達成していた。
チザムJr.はフィールド外の“発言”やファッションを含めた強烈な個性でも知られている。これまでシーズンを通して突出した数字を積み上げたことはないものの、通算106本塁打129盗塁と、長打力にスピードを兼ね備える稀有な才能を持つ27歳が、アーロン・ジャッジ外野手らとともに名門ヤンキースをけん引していく。
(Full-Count編集部)