ド軍に漂う“重い空気”「もう諦めるしかない」 痛すぎる敗戦、LAメディアを包む悲壮感

フィリーズ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
フィリーズ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

ドジャースはリーグ勝率第3位

【MLB】フィリーズ 6ー5 ドジャース(日本時間16日・ロサンゼルス)

 ドジャースは15日(日本時間16日)、本拠地のフィリーズ戦に延長戦の末に1点差で敗れた。プレーオフのシード権を争う大事な一戦だったが、これで5.5ゲーム差に開いた。LAメディアも「第2シードはもう諦めるしかない」とため息が漏れている。

 試合中盤から怒涛の展開となった。ドジャースは6回まで3-1とリードしていたが、先発のエメ・シーハン投手が降板した7回に逆転を許すと、その後にムーキー・ベッツ内野手が同点弾も直後にまた勝ち越された。それでも9回、アンディ・パヘス外野手が起死回生の一発を放ち、延長戦に突入したが、最後は1死満塁の好機を作るもあと一本がでなかった。

 フィリーズは地区優勝を決め、フィールドでは歓喜の輪が生まれた。そしてこの1敗はドジャースにとって重くのしかかることになる。ポストゲームはリーグの勝率1・2位は最初のラウンドを回避でき、第3シードになるとワイルドカード3位チームとの3試合制のワイルドカードシリーズに臨むことになる。ドジャースは1位ブルワーズと7ゲーム、フィリーズには5.5ゲーム差をつけられた。

 フィリーズとの3連戦は3連勝が求められたものの、いきなり初戦に敗れた。ドジャース専門メディア「ドジャーブルー」は「ワイルドカードシリーズの計画を立て始める時だ」と早くも前を向き、米メディア「ドジャース・ネーション」のノア・カムラス記者は「フィリーズがナ・リーグ東地区優勝を決め、実質的にナ・リーグ第2シードを確保した」といえば、地元メディア「NBCロサンゼルス」のマイケル・デュアルテ氏「ポストシーズンの前哨戦ともいえるフィリーズとの初戦を落とし、西地区のリードは2ゲームに。第2シードはもう諦めるしかない」と悲痛な様子となっている。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY