佐藤輝明、青柳晃洋から豪快39号 左中間への一発で大台王手…39年ぶりタイトルも視野

「4番・三塁」で先発出場
■ヤクルト ー 阪神(22日・神宮)
阪神・佐藤輝明内野手が22日、神宮で行われたヤクルト戦で青柳晃洋投手から39号を放った。15日の中日戦以来となる一発で40号の大台に王手。主砲の豪快弾に敵地は騒然となった。
かつての同僚から豪快なアーチを描いた。「4番・三塁」で出場し、2回先頭の第1打席。カウント1ボールから外角低めの直球を拾い上げた。左中間スタンドに飛び込む一発となった。
17日、18日の広島戦を欠場し状態が心配された佐藤輝だったが、19日のDeNA戦から「4番・三塁」でスタメン復帰。復帰4試合目となったこの日、39号を放った。この一発で2位の森下翔太外野手に16本差とし本塁打王争いで独走態勢となっている。
15日の本拠地・中日戦で9試合ぶりに37号を放つと、2打席連続で38号2ラン。2年ぶり7度目のリーグ制覇を果たした7日以降、初の本塁打で勝利に貢献。またこの試合で5打点をあげ、キャリアハイだった2023年の92打点を更新する96打点となり、本塁打とともにリーグトップの成績となっている。
試合前時点で、佐藤輝の成績は、打率.274、38本塁打、96打点。阪神での本塁打王獲得となれば、1986年のランディ・バース以来の快挙となる。戻ってきた阪神の主砲が、初の大台、そして初のタイトルに向けてどこまで数字を伸ばせるだろうか。