大谷翔平にCY賞左腕が“脱帽” 52号で痛感した異次元パワー「コースに決めたつもりだった」

レイがvs大谷を18打席で打率.235、0HR、9Kに抑えていた
【MLB】ドジャース 6ー3 ジャイアンツ(日本時間20日・ロサンゼルス)
あまりに鮮烈なスイングに脱帽せざるを得なかった。ドジャース・大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地のジャイアンツ戦の5回に逆転の52号3ランを放った。痛恨の被弾を許したロビー・レイ投手は「コースに決めたつもりだったけど……」と、大谷のパワーに肩を落とした。
1点を追う5回2死一、二塁だった。大谷はレイが投じた外角高め、95.5マイル(約153.7キロ)をフォーシームを捉えた。左翼ポール方向へ勢いが衰えることなく突き刺さり、打球初速100.2マイル(約161.26キロ)、飛距離370フィート(約112.78メートル)、角度30度の豪快弾に本拠地は揺れた。
2021年にサイ・ヤング賞を獲得した33歳左腕は、大谷と過去18回対戦して打率.235、0本塁打、9三振に封じていた。この日も最初の2打席を中飛に抑えていた。しかし、大事な場面で痛恨の被弾。地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」ではレイの談話が紹介され、「コースに決めたつもりだったけど、彼は素晴らしいスイングをした。ラインから外れていれば本塁打にはならなかったはずだ」と振り返った。
投球チャートを見ると、レイの直球はストライクとボールゾーンの際に投じられており、決して甘い球ではない。それでも、気落ちしたのか、続くムーキー・ベッツ内野手にも一発を浴び、4回2/3で5安打3被弾、2四球5三振で今季8敗目(11勝)を喫した。プレーオフ争いを演じるチームを勝利に導くことはできなかった。
(Full-Count編集部)