大谷翔平、50号で達成した“唯一の記録” 新たな金字塔も…米は嘆き「悪夢のスタッツ」

50号を放ったドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
50号を放ったドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

大谷が二刀流で達成した史上初の記録を米メディアが紹介

【MLB】フィリーズ 9ー6 ドジャース(日本時間17日・ロサンゼルス)

 ドジャースの敗戦がきっかけで生まれた、大谷翔平投手の新たな“史上初”に米メディアが注目している。16日(日本時間17日)、本拠地で行われたフィリーズ戦に6-9と逆転負けを喫したが、「1番・投手兼指名打者」で出場した大谷は5回を無安打無失点。打っては8回に2年連続となる50号を放った。惜しくも白星とはならなかったが、この一発でMLB史上“唯一”の記録が生まれていた。

 米スポーツデータ提供企業「オプタスタッツ」はこの日、公式X(旧ツイッター)を更新し、「現代野球で(同一試合で)5イニング以上投げ、ノーヒットに抑えて降板し、本塁打を放ち、試合に負けるのはショウヘイ・オオタニがMLBで史上初の選手だ」と“衝撃事実”を紹介した。

 今季13度目のマウンドに上がった大谷は初回、本塁打王を争うシュワーバーにメジャー自己最速101.7マイル(約163.7キロ)を投げ込むと、2ボール2ストライクから高めのスライダーで見逃し三振に。シュワーバーとは2回にも対戦し左飛に打ち取った。初回に四球で走者を許したものの、2回以降は4イニング連続で3者凡退。5回68球(ストライク42球)を投げ、5奪三振1四球、無安打無失点とほぼ完璧な投球を披露した。

 打っては初回に内野安打を放ち、今季最長を更新する21試合連続出塁。2点を追う8回先頭で迎えた第4打席では、ロバートソンの2球目を捉え右翼席に50号ソロ。打球速度113.4マイル(約182.5キロ)、飛距離430フィート(約131メートル)、角度37度の一発で、史上6人目の2年連続50号を達成した。

 チームが逆転負けを喫したため生まれた記録となっただけに「ショウヘイにとって悪夢なスタッツ」「名誉なのか不名誉なのか戸惑う史上初」「こういうのはエンゼルス時代だけだと思っていた」「今後100年経っても達成されないであろう記録」「大谷さんの凄さだけが際立った象徴的な試合になった」と、SNSには史上初の記録にも心から喜べないファンの声が集まっていた。

(Full-Count編集部)

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