カーショーの“最終登板”は「感情的な部分があった」 監督が明かした舞台裏「涙を浮かべていた」

レギュラーシーズンLA最終登板は4回1/3を2失点
【MLB】ドジャース 6ー3 ジャイアンツ(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャースは19日(日本時間20日)、本拠地でのジャイアンツ戦に6-3で勝利し3連勝を飾った。試合後、デーブ・ロバーツ監督は、レギュラーシーズン本拠地最終登板となったクレイトン・カーショー投手について「我々が試合に勝てるように方法を見つけ出してくれた」と称えた。
カーショーは初回、先頭打者に本塁打を許したものの、以降は粘りの投球で4回1/3を投げ、4安打2失点。4四球6奪三振で“ラスト登板”を終えた。「昨日は感情的な会見だった。(今日の試合では)凄く感情的な部分があったと思うし、彼の中での最高の投球というわけではなかったけど、彼は相手に立ち向かいアウトを奪い、我々が試合に勝てるように方法を見つけ出してくれた」と左腕の投球を振り返った。
5回途中での降板については「最初は5回を投げ抜いてもらうことを考えていた。しかしながら試合の展開だったり、その中で彼の状態だったり、それに彼にストレスがかかりすぎないようにしようとしていた。そして間違いなく試合に勝つことも頭に入れていた」と91球で決断した舞台裏を明かした。
交代を告げるため、マウンドに向かった際には「(カーショーは)涙を浮かべていた」と話し、「私は(監督として)試合の勝敗のこともあったから。同僚たちと抱擁して素晴らしい瞬間だった」と、交代を告げたときの左腕の様子について感慨深そうに語った。
ドジャース一筋18年のカーショーは18日(同19日)に今季限りで現役引退することを発表。37歳左腕は2008年にメジャーデビューし、2011、2013、2014年とサイ・ヤング賞を3度受賞。2014年にはリーグMVPに選ばれた。カーショーは前日の会見で「両チームにとって重要な試合で、勝たなければいけない。やるべき仕事がある。集中して投げることが一番の気持ちの整理になる」と意気込みを語っていた。
(Full-Count編集部)