大谷翔平の全盛期を見られる「幸運」 ルースすら凌駕…MLB人気記者の溢れる“想い”

過去2年間で105本塁打…ルース&A-RODに次ぐ偉業
【MLB】ドジャース 6ー3 ジャイアンツ(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は今季約2年ぶりに二刀流として復活を果たした。打っては19日(日本時間20日)終了時点でリーグ2位の52本塁打&同1位のOPS1.013をマークし、投げても13試合に先発と躍動している。MLB公式の人気記者は、偉才の活躍を同じ時代で見られる“幸運”を噛み締めているようだ。
記録マニアとして知られ、X(旧ツイッター)のフォロワー数14万人以上を誇る人気記者のサラ・ラングスさん。大谷が本塁打後などにはすぐさままつわる記録を紹介し、その異能ぶりを伝えてきた。19日(同20日)には米放送局「ESPN」のバスター・オルニー氏のポッドキャストに出演し、大谷への“想い”を語った。
サラさんは「ショウヘイ・オオタニは他の誰も真似できない独自のクラブを築き上げています」と話し始めた。「昨年はMLB史上初めて『50本塁打&50盗塁』を達成しました。そして今年は、また別の『50-50クラブ』を作りました。打者として50本塁打、投手として50奪三振を記録した史上初の選手であり、火曜日の試合ではその両方の記録を同じ試合で達成しました」と紹介した。
「シーズン50本塁打以上を記録し、なおかつ投手として奪三振を記録した選手は、他にベーブ・ルースしかいません。ルースは1921年に3奪三振を記録しました。オオヤニは唯一無二の存在であり続けています」と強調した。また、ドジャース移籍後の2年間で通算105本塁打を放ち、「シーズンはまだ終わっていませんが、チーム最初の2年間でこれ以上の本塁打を打ったのは、ベーブ・ルース(113本)とアレックス・ロドリゲス(109本)だけです」と、直近2年間の鮮烈すぎる活躍に目を見開いた。
そして最後に「オオタニはすでに3度のMVPを受賞しており、3回以上受賞しているのはバリー・ボンズだけです。今年の11月に受賞者が発表される際、オオタニがこのリストに加わる可能性は高いと思われます。それまでの間、私たちはレギュラーシーズン中は打って投げるエリートレベルのパフォーマンスを、そしてポストシーズンでは二刀流がどんな形になるか、そのプレーを観る喜びを味わうことができます」とし、「(大谷の活躍を見られて)私たちは本当に幸運よ」と声を弾ませた。
(Full-Count編集部)