大谷翔平が指摘された“判断ミス” 見逃さなかった敵実況がチクリ「進塁すべき」

先制につながった二塁打の直後に起きた
【MLB】ドジャース 2ー1 ジャイアンツ(日本時間19日・ロサンゼルス)
ドジャースは18日(日本時間19日)、本拠地でのジャイアンツとの4連戦の初戦に2-1で競り勝ち、地区優勝へのマジックナンバーを「6」とした。大谷翔平投手は3試合連続本塁打とはならなかったものの、2本の二塁打で存在感を示した。だが、敵地側の放送局は大谷の小さなミスを見逃さなかった。
両軍無得点の6回1死一塁。大谷は右腕ウェブから右翼フェンス直撃の二塁打を放ち、同二、三塁の好機を作った。6試合連続安打で、連続試合出塁を自己最長の「23」に伸ばした。
だが、ジャイアンツ放送局「NBCスポーツ・ベイエリア」は、この直後の場面で大谷の走塁にミスがあったと指摘した。二塁打を放った直後の1死二、三塁の場面で、続くベッツが遊前へのゴロを打つと、三走のロートベットが本塁に突っ込み、捕手のベイリーがボールをこぼして先制点に。記録上は遊撃手アダメズの野選となった。二走の大谷は三塁には進まなかった。
このプレーをジャイアンツOBの解説のハンター・ペンス氏は「幸いにもオオタニは二塁のままです」と言及。「打球がゴロで、二塁にいたなら、進塁すべきです。彼は三塁へ行くべきだった。アウトは取れませんでしたが、オオタニはまだ二塁のままなので、ちょっとした幸運です」と冷静に分析した。
結果的には大谷は続くフリーマンの中前適時打で生還し、ドジャースは1点差で勝利した。しかし、大谷は7日(同8日)のオリオールズ戦でも打球判断を誤った場面があった。残り9試合となった終盤戦と短期決戦のポストシーズンを戦う上で、小さなミスが勝敗を分ける可能性はある。