大谷の逆転52号は「インクレディブルだった」 感情溢れたカーショー、ベンチで抱擁「誇りに思う」

会見に出席したドジャースのクレイトン・カーショー【写真:小谷真弥】
会見に出席したドジャースのクレイトン・カーショー【写真:小谷真弥】

カーショーの本拠地最終戦

【MLB】ドジャース 6ー3 ジャイアンツ(日本時間20日・ロサンゼルス)

 ドジャースのクレイトン・カーショー投手は19日(日本時間20日)、本拠地のジャイアンツ戦で先発登板した。今季限りでの現役引退を表明し、レギュラーシーズン本拠地最終登板。5回途中4安打2失点だったが、チームの勝利につながる好投を見せた。試合後、大谷翔平投手の逆転弾について言及した。

 ドジャース一筋18年のカーショーは前日18日(同19日)に今季限りで現役引退することを発表した。3度のサイ・ヤング賞、通算222勝と輝かしいキャリアを築いてきた。満員のファンが詰めかける中、初回先頭打者に被弾するなど完璧な投球ではなかった。それでも、5回1死からデバースを三振に打ち取り、スタンディングオベーションで降板となった。

 その後、1点を追う5回2死一、二塁だった。大谷が2021年サイ・ヤング賞左腕レイの外角高め、95.5マイル(約153.7キロ)をフォーシームを捉えた。左翼ポール方向へ叩き込む一発。打球初速100.2マイル(約161.26キロ)、飛距離370フィート(約112.78メートル)、角度30度の豪快弾を叩き込んだ。

 ダイヤモンドを一周してベンチに戻った大谷に、カーショーは満面の笑みを浮かべて抱擁を交わした。試合後の会見で、カーショーは「ショウヘイのホームランはインクレディブルだった。その直後のムーキーのホームランも最高だった。だから今夜このチームの一員でいられることを本当に誇りに思う。とても特別な夜だったんだ」と白い歯を見せた。

 大谷は試合後に球団を通じてカーショ―に対してのコメントを発表。「私はこれまでずっと、あなたがいかにプロフェッショナルに取り組んできたかを尊敬してきました。その成功は、あなたの野球への献身と努力の真の証だと思います」「最後の1か月を共に楽しみ、最高の形で締めくくりましょう!!」などと話した。

(Full-Count編集部)

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