カーショー、PSはブルペン待機へ 由伸ら先発陣豊富…3度目の世界一へ「ベストを尽くす」

先発したドジャースのクレイトン・カーショー(左)と言葉を交わすデーブ・ロバーツ監督【写真:ロイター】
先発したドジャースのクレイトン・カーショー(左)と言葉を交わすデーブ・ロバーツ監督【写真:ロイター】

「とにかくチームがワールドシリーズで勝つために全力を尽くす」

【MLB】ドジャース 6ー3 ジャイアンツ(日本時間20日・ロサンゼルス)

 レジェンド左腕が3度目のワールドシリーズ制覇へフル回転する。今季限りで現役引退するドジャースのクレイトン・カーショー投手は19日(日本時間20日)、本拠地のジャイアンツ戦で5回途中2失点と好投。本拠地公式戦最終登板でチームの13年連続ポストシーズン進出に貢献した。気になるのが37歳左腕のポストシーズンでの起用法。絶対エースは自らブルペン待機を辞さない構えを見せた。

「シアトルであと1試合投げる。その後はローテーションが本当に充実しているし、(先発の)スポットが限られていることもわかっている。自分は与えられた役割でベストを尽くすだけだ。とにかくチームがワールドシリーズで勝つために全力を尽くす」

 この日は4回1/3を投げ、4安打2失点。6三振を奪ったが、4四球と制球が安定しなかった。「何とか試合を作って、ブルペンがしっかり抑えてくれた。ショウヘイの本塁打は信じられないくらい素晴らしかった。ムーキーの本塁打も最高だった。本当に、このチームの一員であることを誇りに思う」とチームメートに感謝した。

 これまで通算222勝を積み上げ、3度のサイ・ヤング賞と輝かしいキャリアを築いてきた。ポストシーズンへ「今年のチームも特別だ。この先の5、6週間が楽しみだ」。ドジャース18年目。フォア・ザ・チームで最後の最後まで駆け抜ける。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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