大谷翔平の状態は「とてもデンジャラス」 ロバーツ監督、“量産態勢”を絶賛「一番いい状態」

昨年も終盤の10本塁打、OPS1.225と大爆発
【MLB】ドジャース 7ー5 ジャイアンツ(日本時間21日・ロサンゼルス)
ドジャースは20日(日本時間21日)、本拠地のジャイアンツ戦に7-5で勝利。チームは最大4点差を逆転して4連勝を飾り、地区優勝へのマジックナンバーを「3」とした。リーグトップに並んだ53号ソロを放った大谷翔平投手を、デーブ・ロバーツ監督は「彼はグレートな活躍をしている。非常にいい打席が続いている」と称賛した。
大谷は1点リードで迎えた6回、先頭で迎えた第4打席で、ペゲーロが投じた160キロの高めストレートを振り抜くと、打球は逆方向の左翼席に飛び込んだ。2試合連発となる53号ソロで、本塁打王争いではフィリーズのシュワーバーに並んでリーグトップに。3打数1安打1打点、2四球で打率.283、OPS1.018とした。2得点を記録してシーズン141得点となり、球団歴代4位に浮上した。
ロバーツ監督は試合後に「ショウヘイがフィールド全体を使って(広角に打って)いる時が好きなんだ。彼ならフィールドのどこに打っても本塁打にするパワーを持っている」とコメント。「彼が中堅や左中間に打ち始めたら、とてもデンジャラスだ」と、逆方向に運んだ53号が好調の証だと強調した。
大谷は昨年も9・10月に10本塁打、打率.393、OPS1.225と終盤に大爆発を見せた。指揮官は「そして四球も選んでいる。この9月は(今シーズンの大谷で)一番いい状態だと思う。ベリー・グッド」と述べ、今年も現在が最高の状態だと称賛。「本塁打王のタイトルを獲得できればグレートだね。でも、それはいい打席が続いた副産物だ。彼も勝利の為にプレーしている。相手が勝負を避けてきたら四球を選んでいるし、彼らが失投をすれば代償を払わせている」と語った。
ドジャースは、先発のグラスノーは初回に4失点と厳しい立ち上がりとなったが、5回6安打4失点と粘りの投球で今季4勝目。打線は初回にマンシーの19号2ランで反撃し、4回にコンフォートの12号ソロ、フリーマンの適時打で同点に。5回にエドマンの13号ソロで勝ち越した。地区2位のパドレスが勝ったため、地区優勝は最短で22日(同23日)に決まる。
(Full-Count編集部)