大谷翔平、MVP模擬投票で圧倒的1位 シュワーバーに大差、MLB公式が断言「受賞はほぼ確実」

打者として53HR&OPS1.015…投手でも54K、防御率3.29
MLB公式サイトは22日(日本時間23日)、今シーズン最後となるMVP模擬投票の結果を発表した。ナ・リーグでは、ドジャース・大谷翔平投手が40人の投票者中36人から1位票を集め、圧倒的な支持を得た。「打撃だけでもMVP級だが……」と、二刀流としての凄さに脱帽している。
大谷は同日時点で打者として153試合に出場し、リーグトップに並ぶ53本塁打、同1位のOPS1.015をマークしている。また、今季は約2年ぶりに投手として復帰し、13試合に先発して1勝1敗、防御率3.29、41回を投げて54奪三振。ピッチャーとしても確実にステップアップしている。
MLB公式は「直近13回2/3でわずか1失点、被バレル率3.9%と圧倒的な投球を披露している。打撃面でもリーグトップの得点(141)、本塁打(53)、OPS(1.015)、wRC+(172)をマーク」と大谷の成績を紹介し、「打撃だけでもMVP級だが、投手としての活躍を加えれば、4度目のMVP受賞はほぼ確実といえる」と“大本命”に太鼓判を押した。
大谷に次ぐ2位にはカイル・シュワーバー外野手(フィリーズ)が入った。53本塁打は大谷と同数、129打点はメジャー1位を独走している。1位票は4票獲得。MLB公式は「本塁打と打点ではナ・リーグのタイトルを獲得する可能性がある」と評価する一方で、「MVPの可能性はここ数週間でやや後退。8月28日の衝撃の1試合4本塁打以降、22試合で本塁打4本、長打率.395にとどまっている」とシーズン終盤の停滞が大谷の“独走”を許すことになったと分析している。
3位以下はフアン・ソト外野手(メッツ)、ヘラルド・ペルドモ内野手(ダイヤモンドバックス)、ポール・スキーンズ投手(パイレーツ)と続いた。
一方でア・リーグでは大激戦の模様だ。1位は21の1位票を集めたアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)が選ばれたが、2位のカル・ローリー捕手(マリナーズ)との差はわずか2票。「ジャッジとローリーの選択は、球界関係者の間でも意見が割れるほどの接戦」としており、最後の最後までどうなるかは分からないようだ。
(Full-Count編集部)