大谷翔平の快投台無し…怒りが滲むLA放送局 ブルペンを痛烈批判「今晩もまた同じことが」

大谷は6回無失点8K→ブルペンが5失点
【MLB】Dバックス 5ー4 ドジャース(日本時間24日・フェニックス)
思わず怒りが滲み出た。ドジャースは23日(日本時間24日)、敵地・ダイヤモンドバックス戦にサヨナラ負けを喫した。先発の大谷翔平投手が6回無失点8奪三振の好投を見せたが、ブルペンが再び炎上。試合後の地元放送局は意気消沈。「オオタニはインクレディブルな投球をしていたのに」とため息が漏れた。
大谷復帰後最長の6回を投げて5安打無失点。8奪三振無四球の内容を見せた。しかし4-0の7回にドレイヤーが1点を返されて降板すると、エンリケスが2ランを被弾して1点差になった。そして1点リードの9回、スコットが先頭から四死球を出して走者を許すと、今季10度目のセーブ失敗でサヨナラ負けとなった。
地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」のポストゲームショーでは、司会のジョン・ハートング氏、コメンテーターで球団OBのジェリー・ヘアストンJr.氏、通算204勝右腕のオーレル・ハーシュハイザー氏が参加。3人とも顔に怒りをにじませ、いつもと異なり強い言葉が飛び出した。
ハートング氏は「シリーズは最悪のスタートを切りました。ドジャースは4-0のリードを守り切れませんでした」と伝え、ハーシュハイザー氏は「ブルペンの選手はプレッシャーを感じている状況です。でも、この先(もっと)プレッシャーのかかる試合が待っています。この試合はドジャースが手にするべきでした。でも、最後の数イニングを乗り切ることができません」と頭を抱えた。
ヘアストンJr.氏は「(怒っているので)番組開始時にマイクを紛失してよかったですよ。本当によかったです。残念です! 今日もまたブルペンがリードを守り切れませんでした。4点ですよ! ショウヘイ・オオタニはインクレディブルな投球をしていたのに」と語気を強め、「ブルペンが頑張っているのは分かりますが、これは『頑張りましょう』リーグじゃないですよ。MLBですよ! 投げ切らないといけません。四球は出すわ、甘いコースに投げるわ! 球種の問題ではなく、低めに投げ切らないといけないのです。真ん中に投げれば、メジャーリーガーは打ちます。今晩もまた同じことが起きました」と苛立ちを浮かべていた。
(Full-Count編集部)