ド軍ブルペン、“不名誉記録”を更新中 140年以上の名門史で断トツ…目を疑う「304」

マウンドでジャック・ドライヤーを見送るドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:荒川祐史】
マウンドでジャック・ドライヤーを見送るドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:荒川祐史】

昨季のブルペンは648イニングで254自責点だった

【MLB】Dバックス 5ー4 ドジャース(日本時間24日・フェニックス)

 目も当てられない惨状だ。ドジャースは23日(日本時間24日)、敵地・ダイヤモンドバックス戦にサヨナラ負けを喫した。先発の大谷翔平投手が6回無失点8奪三振の好投を見せたが、降板直後にブルペンが失点を重ねた。今季の救援陣全体の不振は、ドジャースの140年以上に及ぶ球団史でも“最悪”と言える状況だ。

 大谷降板後の7回はジャック・ドレイヤー投手が登板したが、2死から適時打を浴びて途中交代。後を継いだエドガルド・エンリケス投手は2ランを被弾。4-0リードは一瞬にして1点差まで縮まった。そして9回、守護神のタナー・スコットがまたもつかまり、メジャーワースト10度目のセーブ失敗となった。

 もっとも、今季のドジャースはブルペンが頼りない状況が続いている。オフにスコットやカービー・イエーツ投手ら実績あるリリーバーを多数加えたものの、こぞって不振や怪我に陥っている。救援防御率4.33はメジャー30球団中21位と強みにはならず、特に9月以降は先発投手の好投を台無しにする場面が散見される。

 また、衝撃のデータがある。今季のドジャース救援陣の総自責点は304に達し、昨年の254自責点を大きく上回って球団ワーストを更新中。昨年の648イニングでの記録に対し、今季がまだ632イニング。“ハイペース”で数字を積み上げているのが分かる。投壊劇に米ファンも「酷すぎる」「ただただショック」と肩を落とすしかない。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY