救援カーショー「先発とは全然違う」 戸惑いも貫禄の3人斬り…世界一へ「何でもやる」

1イニングを3者凡退「とても楽しかったし、結果を出せたのも良かった」
【MLB】ドジャース 5ー4 Dバックス(日本時間25日・フェニックス)
ドジャースのクレイトン・カーショー投手は24日(日本時間25日)、敵地のダイヤモンドバックス戦で救援登板し、チームの延長戦勝利に貢献した。9回から1イニングを無安打無失点。「とても楽しかったし、結果を出せたのも嬉しい。チームの勝利に貢献できて嬉しい」と声を弾ませた。
4-4で迎えた9回からマウンドへ。先頭・バルガスを遊ゴロ、トーマスを一ゴロに打ち取り、マルテの中飛は中堅・エドマンの好守に助けられた。15球で3者凡退。レギュラーシーズンでの救援登板は、2019年以来6年ぶり。「アドレナリンがすごく出たね。やはり先発とは全然違う。心拍数をどうやって抑えながら投げるかを考えなきゃいけない。そういう意味ではまた別の感覚だった」と振り返った。
今季限りで現役引退する37歳は、28日(同29日)のマリナーズとのレギュラーシーズン最終戦で先発する。この日は前回登板から中4日だった。「ブルペンで投球練習する代わりに実戦で1イニング投げた感じだ。日曜日の準備はできているし、今日はチームを助けられて良かった」と表情を緩めた。
通算222勝を挙げているレジェンド左腕だが、10月のポストシーズンではブルペン待機を辞さない考えだ。「チームには素晴らしい先発投手が6人いる。だから自分でも計算できるし、もし自分がどんな形でもそこに加われるのであれば、チームが求めることを何でもやるつもりだ」と世界一連覇への決意を語った。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)