佐々木朗希、初の中1日で1回0封2K 60HRローリーを3球三振…最速161キロ計測、敵地騒然

敵地・マリナーズ戦で救援登板、1回2K無失点
【MLB】ドジャース 3ー2 マリナーズ(日本時間27日・シアトル)
ドジャースの佐々木朗希投手は26日(日本時間27日)、敵地のマリナーズ戦で、2点リードの7回に5番手として救援登板。初の中1日でのリリーフ登板で2試合連続の無失点と結果を出した。最速は100.1マイル(約161.1キロ)。チームも3-2で接戦を制し、自身もポストシーズンでのロースター入りへ大きく前進した。
3-1の7回から登板。先頭のクロフォードは2球で追い込み、スプリットで三ゴロに打ち取った。続くヤングは99.7マイル(約160.5キロ)で空振り三振。2死からアロザレーナには100.1マイル(約161.1キロ)のフォーシームを捉えられ左中間フェンス直撃の二塁打となり、救援では初の被安打。だが、ア・リーグ本塁打王を独走するローリーを3球連続のスプリットで3球三振に仕留め、無失点で切り抜けた。
12球でストライク11球と制球も安定していた。これで2試合の救援登板では2回を4奪三振、1安打無四球の無失点と結果を残している。
佐々木は5月中旬に右肩インピンジメント症候群で負傷者リスト(IL)入り。24日(同25日)の敵地・ダイヤモンドバックス戦でメジャー初救援。約4か月ぶりの復帰戦は1回2奪三振、無安打無失点。最速99.8マイル(約160.6キロ)をマークした。
前回から中1日での登板。ロバーツ監督は「別人に見えた。大きなプラスになったし、次の登板でさらに自信をつけてくれれば」と期待していた。メジャー1年目今季は、5月までに先発として8試合に登板して1勝1敗、防御率4.72と苦戦。救援で新境地を見出した佐々木が、ブルペン事情が苦しいチームにとって、ポストシーズンで“秘密兵器”となる可能性を秘めている。