阪神の“完全優勝”を粉砕…中日が「来年怖そう」 屈辱の甲子園0勝も払拭「すごすぎて草」

8回は同点好機もスクイズ失敗→9回にボスラーが同点適時三塁打
■中日 4ー2 阪神(28日・甲子園)
爪痕を残した。中日は28日、甲子園で行われた阪神戦に4-2で逆転勝利を収めた。対阪神戦は今季13勝12敗で勝ち越しに成功。阪神に“完全優勝”を許さない奮闘に竜党も「今年は成長した」「おめでとう」と拍手を送った。
先発・金丸夢斗投手は走者を背負いながらも無失点に抑えていたが、守備の乱れから同点に追いつかれると、6回に勝ち越し点を奪われた。打線は8回、無失点記録を継続していた石井大智投手に対して1死一、三塁の好機を作ったものの、スクイズ失敗で好機を逸した。しかし9回にドラマが待っていた。
ジェイソン・ボスラー外野手が岩崎優投手から適時三塁打を放って試合を振り出しに戻し、福永裕基内野手も続いて勝ち越しに成功。さらに、上林誠知外野手も二塁打を放って一挙3得点を奪った。最後は松山晋也投手がリーグトップに立つ46セーブ目を挙げた。
今回の勝利で中日は阪神戦の勝ち越しを決めた。DeNAには8勝17敗、広島に11勝13敗、巨人戦は11勝12敗、ヤクルトには12勝12敗と負け越しないし勝敗はイーブンながら、セ・リーグを圧倒的強さで制した阪神にはどういうわけか強さを見せている。何より昨季1勝もできなかった甲子園でも6勝5敗と、圧倒的声援を前にしても怯むことがなかった。
近年は低迷が続く中日だが、確かな飛躍を感じる1年にファンも「すごすぎて草」「マジでようやっとる」「去年のことを考えると素晴らしい」「優勝した阪神に勝ち越したから実質優勝?笑」「来年中日が怖そうだなあ」「中日だけ勝ち越してるとか凄い」と称賛の声を送った。また、この日は中日2軍もウエスタン・リーグ最終戦で3連覇を目指したソフトバンクに勝利し、14年ぶりのウエスタン制覇を成し遂げた。
(Full-Count編集部)