大谷55号の直後に放送局が大慌て「なんてことでしょう」 快挙“ダブルリーチ”に騒然

最終打席で本塁打王&サイクル安打のダブルリーチに
【MLB】ドジャース 6ー1 マリナーズ(日本時間29日・シアトル)
レギュラーシーズン最終戦の最終打席まで、記録達成を感じさせる展開に実況席も大興奮だった。ドジャースの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地でのマリナーズ戦の第4打席で、自己最多を更新する55号ソロをバックスクリーン左へ叩き込んだ。この一発で記録が迫ったことに気づき、実況席も大慌てとなった。
7回に迎えた第4打席。左腕スパイアーが3球目のインハイに投じた95.1マイル(約153キロ)のフォーシームを捉えると、打球は中堅方向へ。飛距離412フィート(約125.6メートル)の一発だった。
この一発に地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」のスティーブン・ネルソン氏は「左中間へ高く上がった打球、入ったーー!! 55号です!! ショウヘイ・オオタニはレコードブックを塗り替え続けます。彼が持っている球団の年間最多本塁打記録を破りました!!」と叫び、昨季に大谷自身が達成した54本塁打を塗り替えたことを伝えた。
続けてネルソン氏は「サイクルウォッチです、三塁打が必要になります。彼はもう一度打席に立てるのでしょうか」とコメント。大谷は第1打席に右二塁打、第2打席に右前打を放っており、第5打席で三塁打が出れば2019年6月以来、自身2度目のサイクル安打達成となる状況に。これには女子ソフトボールの元米国代表で解説のジェシカ・メンドーサさん「なんてことでしょう」と驚いた様子だった。
さらに次の打席で本塁打が出れば、フィリーズのカイル・シュワーバ―外野手の56本に並ぶという“ダブルリーチ”という状況でもあった。大谷は9回の第5打席は空振り三振に倒れ、惜しくも記録達成とはならなかったが、レギュラーシーズン最終戦の最終打席まで、ファンを楽しませてくれた。ドジャース2年目のシーズンは打率.282、55本塁打102打点、OPS1.014という打撃成績だった。
(Full-Count編集部)