ナ・リーグで珍事…史上最低打率.304で首位打者誕生 149年間で“最悪”、3割も1人

フィリーズのトレイ・ターナー【写真:ロイター】
フィリーズのトレイ・ターナー【写真:ロイター】

リーグ2位はニコ・ホーナーの打率.297

 メジャーリーグは28日(日本時間29日)にレギュラーシーズン最終戦が行われ、タイトルが確定した。ナ・リーグではフィリーズのトレイ・ターナー内野手が自身初となる首位打者を獲得。もっとも、打率.304(589打数179安打)は1876年に創設されたナ・リーグにおいて、149年間で最低打率でのタイトルとなった。

 昨年はルイス・アラエス内野手(パドレス)が.314で首位打者を獲得。大谷翔平投手(ドジャース)も.310、ロナルド・アクーニャJr.外野手(ブレーブス)も.302で3割打者が3人いた。しかし今季のナ・リーグではターナーのみ。打率2位はニコ・ホーナー内野手(カブス)の.297だった。

 一方でア・リーグではアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)が.331で初のタイトルを手にした。3割打者はジャッジを含めて計6人生まれた。

 首位打者の最低打率記録は1968年、カール・ヤストレムスキー(レッドソックス)の.301。この年のア・リーグの3割打者は彼1人しかいなかった。ナ・リーグも5人だけで、この年は「投手の年」として定義づけられているシーズンだった。近年は投手のレベルが飛躍的に上昇しており、メジャー全体の平均打率は下降傾向にある。2023年からは極端なシフト禁止が導入されたものの、劇的な変化は生まれなかった。

(Full-Count編集部)

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