大谷55号は「ショック」 被弾左腕にNHK解説は同情…予想外の打球に「普通はファウル」

昨年を超える55本目…球団記録も更新
【MLB】ドジャース 6ー1 マリナーズ(日本時間29日・シアトル)
ドジャース・大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地でのマリナーズ戦に「1番・指名打者」で出場。7回に自己最多となる55号ソロを放った。NHKで解説を務めた伊東勤氏は「普通はあの感じならファウル。しかもセンターにですからね」と“捕手目線”の分析で称えた。
7回に迎えた第4打席。左腕スパイアーとの対戦では、初球はインハイへの95.3マイル(約153キロ)のシンカーに差し込まれ気味の空振り。次も95.9マイル(約154.3キロ)を同じコースに投げ込まれ、見逃して追い込まれた。
そして3球目。インハイに投じられた95.1マイル(約153キロ)のフォーシームを捉えると、打球は中堅方向へ。飛距離412フィート(約125.6メートル)の一発で、昨年を超える55本目。球団記録も更新した。
西武で活躍し、ロッテの監督なども務めた伊東氏は投手に“同情”。本塁打の前の2球への反応から「普通はあの感じなら(3球目は)ファウルなんですけどね」と指摘。「あのタイミングならホームランはないだろうなという感じ。コース的には甘めは甘めでしたけど、この速さの高めのボールですからピッチャーとしてもショックというか、そんな感じの打球ですね。あれだけ完璧に打たれるということは、相手のすごさを認めるしかない」とバッティングを称えた。
(Full-Count編集部)