“大谷超え”ソトに訪れた早すぎる終戦 目は虚ろ…力なく「失敗だ」、嘆いた現実

昨年はリーグ優勝決定シリーズまで勝ち進むも
【MLB】マーリンズ 4ー0 メッツ(日本時間29日・マイアミ)
メッツは28日(日本時間29日)、レギュラーシーズン最終戦でプレーオフに出場できないことが決まった。試合後、主砲のフアン・ソト外野手は「失敗だ」と、9月で終わったシーズンを振り返った。
メッツは最終戦で勝利かつ、レッズの敗戦が進出の条件だった。レッズが敗れたため、メッツが勝てば逆転でのポストシーズン出場を決められたが、好機をものにできず完封負けを喫した。
昨オフに大谷翔平投手を上回る歴代最高額の15年総額7億6500万ドル(約1139億円)で加入したソトは、38盗塁でタイトルを獲得したものの、最終戦では3打数無安打に終わった。
昨年はヤンキースに所属し、ワールドシリーズまで勝ち進んだ。今季はシーズン序盤こそ不振だったが、終わってみればキャリアハイの43本塁打、盗塁王のタイトルも獲得した。
しかし、2年連続のプレーオフ進出とはならず、大物を多く抱えるメッツにとっては“早すぎる終戦”に。地元放送局「SNY」が試合後に伝えたインタビューでソトは、「(今シーズンは)失敗だ。プレーオフに出場できない時や、チャンピオンシップを逃した時はいつも、失敗だ」と落胆。「僕らはこの先、(今季を)そう言う風に見なしていくことになる。僕らには必要なものは揃っている。とにかく勝たなきゃダメなんだ。それが唯一、変えなきゃいけないこと。試合に勝つってことだ」と語った。
続けて「野球だから、理論上では素晴らしいチームでも、誰かが(勝利を)届けてくれるわけじゃない。自分たちで掴み取らないといけない」と力ない声で話した。