500億円軍団、目を疑う“絶望数値”「0-67」 ポストシーズン逸の要因…NY唖然「あまりに酷い」

3回にソトが併殺打…4回に痛恨の4失点
【MLB】マーリンズ 4ー0 メッツ(日本時間29日・マイアミ)
メッツは28日(日本時間29日)、敵地マーリンズ戦に敗れてポストシーズン進出を逃した。レッズの敗戦に伴い、試合に逆転すれば可能性を残していたものの反撃できず。“不名誉”な記録がまた一つ更新され、米ファンも「これは現実なの?」「逆にインクレディブルだよ」と冷笑している。
最終戦前の段階でレッズと勝敗数が並んでいたメッツは、この日勝利した上でレッズが負ける必要があった。3回に1死一、二塁の好機を作るもフアン・ソト外野手が痛恨の併殺打。その直後に4点を奪われた。5回は2死満塁の絶好機でピート・アロンソ内野手に打席が回ったが、ここでも一本が出なかった。重い4点を最後まで跳ね返せなかった。
米メディア「ジョムボーイ・メディア」の野球専門ポッドキャスト「トーキン・ベースボール」は公式X(旧ツイッター)を更新し、メッツの悲しい“数字”を紹介した。今季8回を終えた段階で相手チームにリードを許した試合で、メッツはまさかの0勝67敗。この状況から1勝も挙げられなかったのは、メジャーで唯一のチームだったという。
確かに相手の優秀なリリーバーが出てきた場合、覆すのは容易ではない。とはいえ、強いチームは劣勢な展開をものにするからこそ強豪とも言える。ポストシーズンを逃したことで、メッツの“逆転力”のなさに米ファンも注目。「ゼロって……おいおい」「あまりに酷い」「見間違いじゃないよね?」「嘘だろ?笑」「OMG」「酷いシーズンを象徴」などと批判の声を寄せた。
今季のメッツは大谷翔平投手を上回る歴代最高額の15年総額7億6500万ドル(約1139億円)でソトを獲得するなど、チーム総年俸はメジャー2位の3億3800万ドル(約505億円)。6月上旬まではメジャー最高勝率を誇り、夏のトレードも積極的に動いたがまさかの転落。しばらくは厳しい声が寄せられそうだ。
(Full-Count編集部)