“大谷とジャッジだけの領域”に迫る22歳怪物 驚異の“1.002”が「バケモンすぎ」

アスレチックスのニック・カーツ【写真:ロイター】
アスレチックスのニック・カーツ【写真:ロイター】

7月には1試合4本塁打の大暴れ

 2人の最強打者だけの領域に肉薄する怪物が現れた。アスレチックスの新人ニック・カーツ内野手は今季、打率.290、36本塁打、86打点、OPS1.002という22歳とは思えない成績を記録。規定打席には到達しなかったが、来季以降にさらなる大爆発を感じさせるインパクトを残した。

 22歳のカーツは昨年、ドラフト全体4位で指名を受けてアスレチックスに入団。マイナーで21試合で8本塁打、OPS1.090という圧倒的な成績を残し、4月下旬にメジャーデビューを果たした。

 7月25日(日本時間26日)のアストロズ戦では、4本塁打を含む6打数6安打8打点をマークし、ファンの度肝を抜いた。オールスター戦後も打率.322、19本塁打、OPS1.107とさらにギアを上げ、今月25日(同26日)のアストロズ戦では1試合2本塁打、28日(同29日)に迎えたレギュラーシーズン最終戦のロイヤルズ戦でも36本目を放って今季を終えた。

 今季、メジャー全体でOPS1.000以上を残したのは、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手のOPS1.145、ドジャースの大谷翔平投手のOPS1.014の2人のみ。カーツは規定打席には到達しなかったがOPS1.002で、メジャーで30本塁打以上を放った打者の中では、ジャッジと大谷に次ぐ3人目のOPS1.000以上となった。

 この22歳の大器にSNSでは「来年は彼は脅威になるぞ」「この若者は将来、確実に何度かMVPを獲るだろう」「とんでもないルーキー成績だ。来年カーツが大暴れするのが楽しみだ」「これはクレイジー」「たった116試合でこれだけとは……」「最初の1か月強いなくて36本だもんなあ。このままいけば来年はMVP狙えそうだが……」「バケモンすぎておもろい」「満票新人王は確実」と期待が高まっている。近い将来、手がつけられない怪物となるかもしれない。

(Full-Count編集部)

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