大谷とジャッジでも届かない“神”の領域 ほぼ倍の差…「35&170×7」の驚異

本塁打とwRC+の記録で比較すると…
現役最強打者の2人が、来季以降も史上最強打者に挑む形となる。メジャーリーグは28日(日本時間29日)、レギュラーシーズン最終戦を終えた。ドジャースの大谷翔平投手は打率.282、55本塁打102打点、OPS1.014、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は打率.331、53本塁打124打点、OPS1.145という堂々たる数字を残した。ただ、その上には「野球の神様」が君臨し続けている。
大谷とジャッジは今季、ともに本塁打王には届かなかったものの、OPS1.000を超えたのはメジャーで2人だけと、相変わらず両リーグの最強打者として圧倒的な存在感を見せつけた。どれだけ得点を創出したかを示す「wRC+」で、大谷はメジャー2位の170、ジャッジは1位の206を記録した。
MLB公式のサラ・ラングス記者は同日、自身のX(旧ツイッター)で「35本塁打以上かつwRC+170以上を記録した最多連続シーズン記録」というデータを紹介。今季を含めてジャッジは4シーズン、大谷は3シーズン連続での達成となった。
この記録で2人の上に残るのは、伝説の打者2人のみとなった。1人目は2000~2004年に達成したバリー・ボンズの5シーズン連続。もう1人はベーブルースで、1920~1924年に5シーズン連続を達成した後、1926~1932年には7シーズン連続を達成していた。大谷とジャッジが、まだまだ倍以上も届かない領域に「野球の神様」は君臨している。
(Full-Count編集部)