大谷翔平が大幅に塗り替えた「10」 “同期のライバル”が持つ記録を圧倒…MLB史の頂点に

1番打者として放った51本塁打は断トツ
【MLB】ドジャース 6ー1 マリナーズ(日本時間29日・シアトル)
ドジャースの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地でのマリナーズ戦で自己最多を更新する55号ソロをバックスクリーン左へ叩き込んだ。今季は主に1番打者として起用されてきたが、歴代の記録を大幅に更新する数字を刻んだ。
7回に迎えた第4打席。左腕スパイアーが3球目のインハイに投じた95.1マイル(約153キロ)のフォーシームを捉えると、打球は中堅方向へ。飛距離412フィート(約125.6メートル)のアーチをかけ、1番打者としては今季51本目の本塁打となった。
MLB公式のサラ・ラングス記者は同日、自身のX(旧ツイッター)で「1番打者としてシーズンに放った最多本塁打」の記録を紹介。1位は今季の大谷が記録した51本で、2位は2023年のロナルド・アクーニャJr.が記録した41本。同年に「40-70」という史上初の記録を達成し、大谷とともにMVPに輝いたアクーニャJr.。同じ2018年のメジャーデビューという共通点が多い5ツールプレイヤーに対し、大谷は同じ先頭打者として10本も差をつけた。
3位には、2023年のムーキー・ベッツ、2019年のジョージ・スプリンガー、2006年のアルフォンソ・ソリアーノがいずれも39本で続いた。レギュラーシーズンは終わったが、ポストシーズンでも史上最強の先頭打者として大暴れを見せてくれるのか。活躍から目が離せない。
(Full-Count編集部)