1139億円男が意外すぎる“大谷超え”達成 惨敗のチームでファンも苦笑「誰が予想した?」

メッツのフアン・ソト【写真:ロイター】
メッツのフアン・ソト【写真:ロイター】

米データサイトでは「12」の低評価でも…

 意外すぎるタイトル獲得となった。メジャーリーグは28日(日本時間29日)にレギュラーシーズンの全日程が終了。メッツはマーリンズ戦に敗れてポストシーズン進出を逃すという厳しい結果となったが、フアン・ソト外野手がナ・リーグ盗塁王に輝いた。

 昨オフに大谷を上回って史上最高額となる15年総額7億6500万ドル(約1139億円)でメッツに入団したソト。序盤は不振に苦しんだものの、徐々に調子を上げ、最終的には打率.263、43本塁打、105打点、OPS.921という及第点の成績で終えた。

 大谷とは打撃成績で比較され、批判浴びることもあったが、意外な面で進化を見せたシーズンでもあった。26日(同27日)のマーリンズ戦では1試合2盗塁を決め、38盗塁まで数字を伸ばした。最終的にパイレーツのクルーズと並び、初の盗塁王獲得となった。

 ソトは昨季まで7年間で通算57盗塁。昨季は7盗塁で、キャリアハイでも12盗塁だった。米データサイト「ベースボール・サーバント」では走力を示す「Sprint Speed」が最大100点のうち「12」と、お世辞にも俊足とは言えない評価を受けている。今季は38盗塁に対し、失敗4回と高い成功率を誇った。史上7人目となる「40-40」達成はならなかったが、昨季59盗塁の大谷でも獲得できなかったタイトルを手にした。

 メジャー2位の総年俸3億3800万ドル(約505億円)を投じるも、残念な結果でシーズン終了となったメッツ。だが、ソトが残した意外な成績にはSNSでも「誰が予想した?」「やっぱり盗塁は技術なんだな」「こりゃおかしいでしょ」「これじゃねぇんだわ苦笑」「ソトは大谷に対する意識が強かったのかな? 年俸的に」「足めっちゃ速いわけでもないのに盗塁率9割超えってのも野球センス感じる」「ナ・リーグどうなってんの」「メッツはソトが盗塁王っていう意味わからない記録が誕生しただけだったな」と称賛と困惑が入り混じった反応が上がっている。

(Full-Count編集部)

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