大谷翔平を巡る質問に「冗談だろ?」 2被弾で痛感した「危険な打者」も…敵将がツッコミの理由

大谷はシリーズ初戦に自身初のPS1試合2HR
【MLB】ドジャース ー レッズ(日本時間2日・ロサンゼルス)
レッズのテリー・フランコーナ監督が1日(日本時間2日)、敵地で行われるドジャースとのワイルドカードシリーズ(WCS)第2戦前に会見を行った。第1戦では大谷翔平投手に2被弾を献上し、敬遠策を取る可能性を問われると、「冗談だろ?」と報道陣に“逆質問”する場面があった。
大谷は第1戦の初回先頭、剛腕グリーンの100.4マイル(約161.6キロ)を捉え、打球速度117.7マイル(約189.4キロ)、角度21度の弾丸ライナーの先制弾を叩き込んだ。さらに6回2死一塁、右腕フィリップスから飛距離454フィート(約138.4メートル)の2号2ラン。ポストシーズンでは自身初の1試合2本塁打の活躍だった。
今季もMVP最有力と目される大谷は絶好調でポストシーズン初戦を終えた。勢いに乗せないために敬遠も妥当に思えるが、名将フランコーナ監督は「冗談だろ? 君はベッツとフリーマンの名前を聞いたことはあるかな?」と返し、2~3番を打つムーキー・ベッツ内野手とフレディ・フリーマン内野手がいるため、敬遠策を取らない可能性を示唆した。
フランコーナ監督は「彼は本当にデンジャラスな打者だ」と最大級の警戒をしつつも「同時に彼は今季185三振している(正確には187三振)。それこそが、我々が攻めなければいけない部分だ」とした。実際、大谷に2本塁打を献上した打席以外は3三振に打ち取った。勝機を見出しているのかもしれない。
(Full-Count編集部)