戦力外通告は1週間で12球団80人 最多は2チームで12人…元ドラ1&リーグ制覇貢献者も

ヤクルトの西川遥輝(左)と広島・田中広輔【写真:小林靖、栗木一考】
ヤクルトの西川遥輝(左)と広島・田中広輔【写真:小林靖、栗木一考】

12球団80人に戦力外通告、第1次期間は10日まで

 9月29日からプロ野球12球団で第1次戦力外通告期間が始まり、10月6日で約1週間が経過した。この期間、12球団で合計80選手に戦力外通告。ドラフト1位入団の選手をはじめ、リーグ優勝に貢献したベテランなどにも通告がなされた。

 戦力外最多はDeNAと西武の12人。DeNAは9月30日に三嶋一輝投手、徳山壮磨投手、京山将弥投手ら8人に戦力外を告げると新たに10月2日、昨年オフに現役ドラフトで移籍した浜地真澄投手ら4人の戦力外を発表した。西武は2020年ドラフト1位の渡部健人内野手や巨人からトレード移籍の松原聖弥外野手のほか、新人王にも輝いた水上由伸投手など12人を戦力外にした。

 5年ぶりの最下位に沈んだヤクルトは高津臣吾監督の退任とともに、西川遥輝外野手ら10選手の戦力外を決断。同じくパ・リーグ最下位のロッテもシーズン最終戦直後に吉井理人監督の退任とサブロー(大村三郎)1軍ヘッドコーチの新監督就任を発表。翌日には国吉佑樹投手、二木康太投手ら7選手に戦力外を言い渡した。

 リーグ優勝の歓喜を知る各球団のベテランにも厳しいオフが待っていた。広島は2016年からのリーグ3連覇を主力として支えた田中広輔内野手と松山竜平外野手を戦力外。4年連続Bクラスに終わった楽天は阿部寿樹内野手と島内宏明外野手の両ベテランを来季の構想外とした。

 2年ぶり7度目のリーグ制覇を遂げた阪神は7選手、2年連続リーグ優勝のソフトバンクは又吉克樹投手と武田翔太投手の両右腕に通告。1週間を経過しての12球団最少は日本ハムの1人となっている。

(Full-Count編集部)

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