山本由伸へテオが伝えた“謝罪” 関係性にLAメディアが称賛「本当に素晴らしい。感動する」

初回にテオが痛恨失策…山本は直後に2点適時打を浴びた
ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス外野手は1日(日本時間2日)、本拠地で行われたレッズとのワイルドカードシリーズ第2戦の初回に痛恨の落球。山本由伸投手の足を引っ張るプレーに批判の声が寄せられた。シャンパンファイトではエースに対して異例とも言える“謝罪”。LAメディアは2人の関係性に感動した。
初回2死一塁、山本はヘイズをライトへの飛球に打ち取ったかのように見えたもののT・ヘルナンデスが落球。その後に右前2点適時打を浴びた。1プレーが勝敗に大きく左右するポストシーズンでの失態とあって、本拠地にも重い空気が流れた。それでも山本は気落ちすることなく、7回途中まで投げて自責0の快投で勝利に導いた。
試合後に行われたシャンパンファイト、T・ヘルナンデスは現地メディアの取材に応じ、山本との会話を明かした。初回の失策後、ベンチでテオが山本を抱き寄せる場面が映っていた。32歳主砲は「I’m sorry(申し訳ない)と伝えたよ。次はもっと頑張って、あのプレーをちゃんと決めるよ。とにかく練習を続けて。申し訳なかった」「彼は8回も投げていたはずだったんだ。僕のエラーのせいで、彼に10球か15球は余計に投げさせてしまった」と反省の言葉を話した。
T・ヘルナンデスは何度も「申し訳ない」と繰り返した。地元メディア「ドジャース・ネーション」の公式インスタグラムでは取材の様子を伝え、「これは本当に素晴らしいね。感動するよ。このチームはお互いに大きな愛情とリスペクトを持っている」と綴り、チームに浸透する“関係性”に感動していた。
(Full-Count編集部)