鈴木誠也は「僕にとって全て」 23歳MVP候補が激白…襲撃、そして感動のハグの理由

パドレス戦に出場したカブス・鈴木誠也【写真:ロイター】
パドレス戦に出場したカブス・鈴木誠也【写真:ロイター】

PCAは前半戦で25-25を達成、一時はMVP有力候補だった

【MLB】カブス 3ー1 パドレス(日本時間3日・シカゴ)

 歓喜の時を迎え、思いが溢れた。カブスは2日(日本時間3日)、本拠地で行われたパドレスとのワイルドカードシリーズ第3戦に勝利し、地区シリーズ進出を決めた。シャンパンファイトでは、PCAことピート・クロウ=アームストロング外野手が鈴木誠也外野手にハグをする場面も。地元放送局が23歳逸材の“心層”を伝えた。

 PCAは今季から打撃フォームを一新し、前半戦に「25本塁打&25盗塁(25-25)」を達成。歴代4位の92試合のスピード到達で初のオールスターにも選出された。一時はナ・リーグMVP候補にも挙げられたが、後半戦に失速。それでも「31本塁打&35盗塁」を決め、勝利貢献WAR(ベースボール・リファレンス版)6.0はリーグ8位に入っている。

 PCAはフィールドでの活躍はもちろん、鈴木との“仲良し”ぶりも話題を呼んだ。勝利のハイタッチではなぜか股間を攻撃しあい、油断した相手を見つけると嬉々として襲撃。ベンチでも後ろから抱きつき、耳元で何やら囁き合うなどなど。PCAは23歳、鈴木は31歳と年齢は離れているが、微笑ましい光景がたびたび見られた。

 地区シリーズ進出を決めたシャンパンファイトで、PCAは地元放送局「WGN-TV」のインタビューに登場した。次にシャンパンをかけるターゲットは誰かと問われると、「セイヤ、セイヤだよ」と笑顔。PCAは群衆の後ろからこっそり忍び寄って襲撃し、鈴木は「Noooooo」としながらも美酒に満面の笑みを浮かべた。その後、2人は力強くハグを交わした。

 同局のインタビューで鈴木の存在の大きさを問われたPCAは「彼は僕にとって全てだ。彼は毎日エネルギーを与えてくれる」と目を輝かせた。松井秀喜氏の31本塁打を抜く32号を放った鈴木は「もちろん信じられないような野球選手だよ。でも、また外野を一緒に守ったり、同じ空間を共有できるのは、本当に嬉しいことなんだ」と大絶賛していた。

【実際の映像】鈴木誠也を襲撃「Noooo」も…PCAと涙のハグ 歓喜の美酒で生まれた感動の光景

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