佐々木朗希の11球が証明した真価 LA記者が絶賛…“守護神扱い”「何という武器」

フィリーズ戦の9回に登板したドジャース・佐々木朗希【写真:荒川祐史】
フィリーズ戦の9回に登板したドジャース・佐々木朗希【写真:荒川祐史】

ポストシーズン初セーブを挙げた

【MLB】ドジャース 5ー3 フィリーズ(日本時間5日・フィラデルフィア)

 ドジャース・佐々木朗希投手は4日(日本時間5日)、敵地・フィリーズとの地区シリーズ第1戦で2点リードの9回から登板。1回を1安打無失点に抑えて日米通じてプロ初セーブを挙げ、チームの勝利に貢献した。苦しむチームに差した“光明”。「ドジャースにとって何という武器」と絶賛した。

 先発した大谷翔平が6回3失点と試合を作り、2番手グラスノー、3番手ベシアが7~8回を抑えた。そして2点差の9回、佐々木は自身初めてのセーブシチュエーションでの登板になった。

 リアルミュートへの初球はこの日最速の162.5キロ。最後はスプリットで見逃し三振を奪い、ベンチの大谷もガッツポーズを見せた。続くケプラーには右翼線二塁打を浴びたが、カステヤノスを二ゴロに打ち取り、最後はストットを三邪飛に抑えて無失点。佐々木はマウンド上で雄叫びを上げた。

 ドジャースは後半戦にブルペン陣全体が大不振に陥った。守護神と目されたタナー・スコット投手はメジャー最多10度のセーブ失敗、ブレイク・トライネン投手も9月のチーム5敗で全て責任投手になる時期もあった。ポストシーズンへの不安が隠せない中、故障から9月下旬に復帰した佐々木がまさに“救世主”となった。

 地元メディア「ドジャース・ネーション」のノア・カムラス記者は佐々木が最後を締めると、「ロウキ・ササキこそがドジャースのクローザーだ」と断言。「フィラデルフィア打線を封じるのにわずか11球。チームに初戦勝利をもたらした」とし、「ルーキーにとって、どんな舞台も大きすぎることはない――ドジャースにとって、なんという武器だろう」と感動を隠せなった。

(Full-Count編集部)

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