佐々木朗希「英語なのでわからない」 敵地の野次にもサラリ…大舞台で発揮した強心臓

試合後、取材に応じたドジャース・佐々木朗希【写真:荒川祐史】
試合後、取材に応じたドジャース・佐々木朗希【写真:荒川祐史】

「打たれてもしょうがないと割り切って」とマウンドへ

【MLB】ドジャース 4ー3 フィリーズ(日本時間7日・フィラデルフィア)

 ドジャース・佐々木朗希投手が6日(日本時間7日)、敵地で行われたフィリーズとのナ・リーグ地区シリーズ第2戦で1点リードの9回2死一、三塁から登板した。首位打者のトレイ・ターナー内野手を2球で二ゴロに抑え、ポストシーズンで2試合連続セーブをマークした。試合後の会見では穏やかな“朗希節”連発で、登板を振り返った。

 ドジャースは3点リードで迎えた9回からマウンドにあがったブレイク・トライネン投手が大誤算で1死も取れずに2失点。その後、アレックス・ベシア投手がチームの好守備にも救われて2死を奪い一、三塁となったところで佐々木が起用された。

 スタジアムを包み込むような、敵軍ファンの大歓声と激しいブーイングの中でのマウンドとなった佐々木。それでもヤジについては「英語なのでわからない。気にせずに行けたと思います」と強心臓ぶりを披露した。

 その言葉通りに、強打者のターナーに真っ向勝負を挑み、2球目の内角へ99.3マイル(約159.8キロ)のフォーシームを投げ込んだ。詰まった当たりの二ゴロに仕留めた。佐々木はポストシーズンで2セーブ目をマークした。最後の打球を処理した二塁のエドマンの送球がややそれて、一塁のフリーマンが好捕しての二ゴロだった。

 ヒヤヒヤの場面と問われると「あ、(一塁へ)カバー行っていなかったな……次からは行きます」と笑わせた。

「打たれてもしょうがないと割り切って。自滅しないようにだけ」という心境でマウンドに上がった佐々木。「データは正直そこまで入ってなかった」。最後まで穏やかな“朗希節“全開で緊迫のマウンドを振り返った。

(Full-Count編集部)

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