山本由伸は「良くなかった」 “完璧投球”が一転…待っていた悪夢に米メディア嘆き「残酷だ」

山本由伸がフィリーズ戦で5回途中3失点で降板
【MLB】ドジャース ー フィリーズ(日本時間9日・ロサンゼルス)
ドジャースの山本由伸投手が8日(日本時間9日)、本拠地で行われたフィリーズとの地区シリーズ第3戦に先発し、4回0/3を投げ3失点で降板した。5回持たずの降板に米メディアも「ヤマモトは残念だった」などと嘆いた。
3回までの無安打投球が嘘のような展開となった。4回先頭のシュワーバーに2ボールから投じた155キロのフォーシームを完璧に捉えられ、飛距離455フィート(約138.7メートル)の同点弾を許すと、その後、2本の安打と味方の失策などで2点を奪われ逆転を許した。
5回もマウンドに上がったが、無死から連打を浴びたところででロバーツ監督がマウンドに歩み寄り、降板となった。4回0/3、67球を投げて6安打2奪三振3失点。勝てば地区シリーズ突破が決まる試合で結果を残すことができなかった。
先制直後に逆転を許し降板したエース右腕に米メディアも続々反応。地元放送局「NBCスポーツ・ロサンゼルス」でレポーターを務めるマイケル・J・デュアルテ氏は、自身のX(旧ツイッター)で「デーブ・ロバーツ監督がヤマモトを交代させた。(今ポストシーズンで)先発投手が6回を投げ切れなかったのは、これが初めてだ。ヤマモトは残念だった」と投稿した。
米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は「ヤマモトにとって6月1日(同2日)以降となる最短降板だ」と、本拠地ヤンキース戦で3回2/3を投げて4失点で降板した登板を振り返ると、米スポーツ局「ESPN」の番組に出演するブレイク・ハリス氏は「今晩のヤマモトの出来は良くなかった。残酷だ。中継ぎ陣が追いつける点差に留めてくれることを願って」とXでコメントした。
今季のポストシーズン初登板となった1日(同2日)のレッズとのワイルドカードシリーズ第2戦では7回途中を113球で4安打2失点(自責0)の好投で地区シリーズ進出に貢献していただけに、悔しい結果となった。
(Full-Count編集部)