大谷翔平の貢献は「打率だけではない」 ロバーツ監督が言及…不振でも置く絶大な信頼

大谷はここまで打率8試合に出場して打率.147、2本塁打、6打点
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は15日(日本時間16日)、本拠地で行われるブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズへ向けてドジャースタジアム内で記者会見を行った。大谷翔平投手の打撃不振について「でも貢献度は打率だけではない。(大谷が)打線に入ることで、四球を選んで、ムーキー(・ベッツ)に打点を挙げる機会をお膳立てしている。それも、貢献だ」と語った。
大谷はここまで8試合に出場して打率.147、2本塁打、6打点。1盗塁、OPS.599となっている。前日14日(同15日)の第2戦の7回、左腕アシュビーから右前適時打をマーク。今季ワーストの4試合、19打席連続無安打で止めた。指揮官は「ミルウォーキーでの最初の2試合、彼の打撃はファンタスティックだった。私が望んでいた姿だし、今後も期待している」と復調を確信していた。
17日(同18日)の第4戦で先発マウンドに上がる。ポストシーズン初の投打同時出場となった前回4日(同5日)のフィリーズ戦で6回9奪三振3安打3失点と好投。ポストシーズン初勝利を挙げた。中12日を空けての登板となる。指揮官は「私は支持している。ワールドシリーズ制覇まで道のりはまだ長いよ」と更なる活躍を期待した。
フィリーズとの地区シリーズでは苦戦していた。「ストライクゾーンの見極めが出来ている。そして、自分の(得意な)球がきたら積極的に(振っている)。ライトライナーがあったし、四球も3つあった。得点圏で安打も記録した。私にとってこれらはポジティブなことだ。相手あってのことだから、自分でできることは限られている。彼は今、いい状態にいると思う」と語った。
続けて「感情を露にしたことは気にしていないし、(そういう姿は)好きだ。彼はとても才能がある選手。私たちは、彼を頼りにしている。自らにかけられている期待を彼は自覚しているし、それが出来ていなければ間違いなくフラストレーションを感じるだろう。彼は素晴らしい闘争心を持った選手。(試合の)準備も入念。まだ多くの試合が残っている」と振り返った。
(Full-Count編集部)