彼女や家族に誹謗中傷「本当に悲しい」 ヤンキース戦直後…新人右腕が苦悩を吐露

ブルージェイズの新人右腕が吐露
【MLB】ブルージェイズ ー マリナーズ(日本時間13日・トロント)
ブルージェイズのトレイ・イェサベージ投手が12日(日本時間13日)、マリナーズとのア・リーグ優勝決定シリーズ前の会見に登場。ヤンキースとの地区シリーズで好投後、ガールフレンドや家族が誹謗中傷を受けていたことを明かした。
22歳のイェサベージは今季9月にメジャーデビューして3試合に先発。5日(同6日)のヤンキース戦との地区シリーズ第2戦では6回1死まで無安打11奪三振の好投を見せて降板していた。
米メディア「USAトゥディ」が伝えたところによると、右腕は会見で、ヤンキース戦での好投以来、家族や恋人が誹謗中傷を受けていたことを告白。「いまの世の中にはいろんな意見や感情があって、それが多くの“憎しみ”を生んでいます。そんな中で、僕の身近な人たちが僕のプレーのせいで攻撃を受けているのは、悲しいです。両親、兄弟、恋人、家族、彼らは僕のプレーが原因でネガティブな状況を引き起こす正当な理由になるようなことは、何もしていません。本当に悲しいことです」と話した。
今季のプレーオフでは、ヤンキースの新人右腕キャム・シュリットラーもSNSでの誹謗中傷を告白している。イェサベージは「もし僕に文句があるなら、僕がどんな意見も受け止めます。だから、ただそれを伝えたかったんです」と打ち明けた。
この発言にブルージェイズのジョン・シュナイダー監督は「彼は身近な人を守ろうとしているんだと思う。彼の言葉は立派だよ」と、声を上げたことを評価した。