山本由伸にクラブハウスで漏れた“本音” 同僚大絶賛…脱帽、そして「対戦しなくていい」

9回111球を投げて3安打1失点1四球、7奪三振で初完投
【MLB】ドジャース 5ー1 ブルワーズ(日本時間15日・ミルウォーキー)
ドジャース・山本由伸投手は14日(日本時間15日)、敵地で行われたブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦に先発し、9回3安打1失点7奪三振で完投勝利を挙げた。歴史にも記憶にも残った快投。同僚たちからは称賛の声が殺到した。
山本は初回先頭に初球をスタンドインされる立ち上がりだったが、見事に立ち直った。5回までは毎回走者を背負いながらも、球数少なく相手打線を打ち取った。9回も続投し、9回111球を投げて3安打1失点1四球、7奪三振でメジャー初完投を達成した。ドジャースの投手がポストシーズンでの完投するのは2004年のホセ・リマ以来、21年ぶりの快挙だった。
試合後、ドジャースナインはエースの投球を心から称えた。バッテリーを組んだウィル・スミス捕手は「とにかく狙い通りに投げ切っていた。カウントを有利に進め、弱い打球を打たせて、三振を奪っていた」とプラン通りに投げ込んだ山本を称賛した。また、クレイトン・カーショー投手は「どんなゾーンにも複数の球種を自在に投げていた。打者からすれば、あれだけ多くの球種を全部カバーするのは不可能だ。スプリット、カーブ、シンカー、カッター、フォーシーム。全部を打つなんて無理だ」と脱帽した。
バックで見守った選手たちも感銘を受けたようだ。二塁で好守を見せていたトミー・エドマン内野手は「インクレディブル。彼は一晩中集中していた。ご存知の通り、彼はシーズンもずっと圧倒的な活躍を見せてくれたけど、ポストシーズンで完投するというのは本当に特別なこと。彼の後ろでプレーするのはとても楽しかったよ」と話した。
右翼のテオスカー・ヘルナンデス外野手は第1戦で好投したブレイク・スネル投手を含めて「最高だ。対戦しなくていい側にいるのは嬉しいよ。あの2人はキャリアを通して、ずっとああいうピッチングをしてきた選手だから。こちら側で見られるのは本当に嬉しい」と安堵の表情を見せた。「ここ2日間ほとんど外野に打球が飛んでこないんだ。それはいいことだよ。次の2試合も同じように、投手陣が自分たちの仕事をし続けられるよう願っているよ」と願いを込めた。
(Full-Count編集部)