山本由伸の完投直後…思わず「みんな優しすぎ」 敵地で広がった光景に涙「全員から」

9回111球を投げて3安打1失点1四球、7奪三振で初完投
【MLB】ドジャース 5ー1 ブルワーズ(日本時間15日・ミルウォーキー)
自然と“輪”ができた。ドジャース・山本由伸投手は14日(日本時間15日)、敵地で行われたブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦に先発し、9回3安打1失点7奪三振でメジャー初完投勝利。チームの2連勝に大きく貢献した。試合後、マウンド上で生まれた光景にファンも注目した。
初回先頭打者に初球を右翼席へ運ばれていきなり失点する立ち上がり。しかし、すぐに立ち直った。ブルワーズ打線からゼロを並べ、気づけば9回のマウンドへ。最後はボーンを空振り三振に仕留め、9回111球を投げて3安打1失点1四球、7奪三振で最後まで投げ切った。
ドジャースでは球団24年ぶりのポストシーズンでの完投劇。最後のアウトを奪うと、山本はウィル・スミス捕手とハイタッチしてからハグを交わした。その直後だった。フレディ・フリーマン内野手やムーキー・ベッツ内野手らナインが続々とマウンドへ駆け寄り、エースの快投を称えた。ベンチからもテオスカー・ヘルナンデス外野手が満面の笑みを見せてハイタッチを求め、大谷翔平投手もニコリとしながらハイファイブした。
山本を中心として生まれた勝利を喜ぶ光景に「山本がチームメイト全員から祝福されている……スネルに続き、それだけの仕事をしたよ」「皆が由伸選手を讃えてる」「握手会 みんな優しすぎる」「人たらし(褒め言葉)」とファンも感動したようだ。ドジャースはこれで2連勝。2年連続のワールドシリーズ進出まであと2勝とした。